【S11使用構築】壁ポットデス【最終128位(2005)】

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皆様はじめまして、なのと申します。

この度レート2000を達成できましたので、僭越ながら構築記事を書かせていただきます。

 

【コンセプト】

アローラキュウコンからの壁展開で、積んだポットデス又はホルードを通す。

 

【構築経緯】

S10でアローラキュウコンにボコボコにされたことから、アローラキュウコン入りの構築にしようと考え、構築記事を読み漁ったところ、しお様の構築が強そうだったのでこれをベースにしました。

【ポケモン剣盾S10シングル】壁弱保ウーラオス無双【最終116位、レート2054】 - しおのポケモン考察記 

(掲載許可はいただいてないので、問題あれば削除します)

 

構築完成の経緯としては、

ウ―ラオス(弱点保険)→ウ―ラオス(タスキ)→カビゴン

ダイマエースにはホルードリザードンがいるため、選出の幅が狭まらないよう、弱点保険をタスキ変更。しかし相手の構築にはモロバレルやガラルサニーゴ等の受けポケモンが多く、選出しても腐りやすかったため、汎用性のあるカビゴンを採用。

後発でアローラキュウコンを投げた時にも、あられでタスキがつぶれないようケアする必要がなくなりました。

 

パッチラゴン→ポットデス

はりきりの外しや電気・ドラゴン技を無効にされること、環境トップであるためメタがきついこと等から、自分では使いこなせいと判断。

アローラキュウコンとの壁展開で相性のいいポケモンを探したところ、環境に刺さっているポットデスが見つかり、現在の構築となりました。

 

【使用個体】

アローラキュウコン

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性格:おくびょう

特性:ゆきふらし

持ち物:ひかりのねんど

実数値(努力値):175(212)-64(0)-96(4)-102(4)-132(92)-169(+196)

技構成:オーロラベール・こごえるかぜ・ぜったいれいどムーンフォース

調整意図(引用記事と全く同じです)

H:16n-1

S:最速100族抜き抜き

D:C182ゲンガーのヘドロウェーブを最高乱数切り耐え

自慢の色個体。壁張要因であり、構築の要。ほとんどの試合で選出した。

環境的に素早いポケモンが少なく、安定して壁を張れることが多かったため、基本的には先発に投げていた。アイアント等の早いポケモンやガラルマタドガス等が先発で出てきそうであれば、後手に控えさせていた。

ゲンガーにはこごかぜから入ることで、Sを1段階下げた状態で壁を張ることができるが、環境に珠ゲンガーが多かったので、パーティから型読みすることが重要であった。

ここかぜとぜったいれいどを持つことで、起点回避もできる非常に優秀なポケモンであった。(困ったら零度を打ち、よく凍らせた)

スカーフ持ち相手には出オチしてしまうが、その場合は後述するポットデスの起点となるため、問題なかった。

 

ポットデス

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性格:おくびょう

特性:のろわれボディ

持ち物:しろいハーブ

実数値(努力値):146(84)-63(0)-117(252)-154(0)-134(0)-123(+172)

技構成:アシストパワー・ギガドレイン・ちからをすいとる・からをやぶる

調整意図

H:残り

B:ぶっぱ

D:からやぶ後(S+2)、最速スカーフウ―ラオス抜き

環境にめちゃくちゃ刺さっていた。きついのはサザンドラギルガルドぐらいで、他は積んでしまえば何とかなった。

壁があればダイマ状態のパッチラゴン、ホルードマリルリ等であっても起点にできるといえば強さが分かるのではないだろうか。

ギガドレインが優秀で、HP管理がしやすいことに加え、アシレーヌマリルリに抜群を取れること、悪ウ―ラオス対面であっても+2ダイソウゲンで確定一発であるため、霰下であれば処理可能である。

(霰がなくても、ダイウォールでふいうちを透かし、ちからをすいとる読みを読んでギガドレインで倒すというヤンキープレイをしていた。)

2回からやぶをしてしまえば、ダイマパッチラゴンですらワンパンでき、環境に多かったハピナスも受からないのが強すぎた。

なお、ガラルヒヒダルマは壁無しのいじっぱりであろうとつららおとしが乱数1発(31.3%)のため、起点にできるはずだが、すべての対面でひるんで負けた。

 

アシレーヌ

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性格:ひかえめ

特性:げきりゅう

持ち物:とつげきチョッキ

実数値(努力値):175(156)-84(0)-94(0)-194(+244)-136(0)-94(108)

技構成:ムーンフォースうたかたのアリアアクアジェットサイコキネシス

調整意図

H:16n-1

C:残り(ほぼ特化)

S:準速ドサイドン(40族)抜き抜き

環境にゲンガー、モロバレルドヒドイデ等が多く、サイコキネシスが刺さった。

アローラキュウコンオンバーンやスカーフウオノラゴン、スカーフサザンドラウルガモスに弱かったため、それらがいるときはアシレーヌを先発にさせることが多かった。

特殊相手の打ち合いにはめっぽう強く、ダイマしてもしなくても強いポケモンであった。このS振りのおかげでほとんどのアシレーヌの上をとれた。

 

ホルード

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性格:いじっぱり

特性:ちからもち

持ち物:ラムのみ

実数値(努力値):160(0)-118(+252)-97(0)-×(0)-98(4)-94(252)

技構成:じしん・とびはねる・ほのおのパンチ・つるぎのまい

調整意図

AS:ぶっぱ

D:残り(ダウンロード対策)

流行っているモジャンボハピナスにイージーウィンするため、つるぎのまい持ち。受けポケモンが多かったため、ラムのみとつるぎのまいの相性が良かった。

ノーマル技も欲しかったが、それ以上にどの技も外せなかった。最速にしたところでメリットはあまりないと感じたため、火力の出るいじっぱりで採用。

壁とも相性がよく、壁を利用して無理やり積むこともあった。

 

リザードン(巨大)

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性格:おくびょう

特性:もうか

持ち物:いのちのため

実数値(努力値):153(0)-80(0)-99(4)-161(252)-105(0)-167(+252)

技構成:ブラストバーン・ぼうふう・りゅうのはどう・みがわり

調整意図

CS:ぶっぱ

B:残り

アーマーガア入り等に選出。

みがわりが非常に強力で、ダイウォールの元になる他、もうか圏内への調整や相手のダイマ枯らし、ゴクエンダメージ稼ぎ等なくてはならない技だった。

竜の波動はパッチラゴン等に打つ他、タスキホルードに打つことでタスキまでいかずじたばたの火力を落とせることや、安定打点として重宝した。

チョッキカビゴンハピナス等の特殊受けには何もできないので、選出は慎重に行った。

 

カビゴン(巨大)

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性格:わんぱく

特性:くいしんぼう

持ち物:イアのみ

実数値(努力値):267(252)-130(0)-128(+252)-×(0)-131(4)-50(0)

技構成:からげんき・じしん・カウンター・リサイクル

調整意図

HB:ぶっぱ

D:残り

カウンターによって環境に多い物理アタッカーを返り討ちにしていた。

からげんきによっておにび等の状態異常にも強く、リサイクルで無限にHPも回復するので、打点のないポケモンには圧倒的に優位がとれた。

 

 

基本選出はアローラキュウコン+ポットデス+@1

ポットデスが非常に強力であるため、こちらがダイマエース(リザードンホルード)を控えている状況であっても、押し切れそうならポットデスにダイマックスを切っていた。

 

【きついポケモン

珠ゲンガー、スカーフウオノラゴン、スカーフパッチラゴン、天然ピクシー

選択を間違えると一瞬で崩壊するため、遭遇しないよう祈っていた。

 

【雑感】

特殊ルールが好きで第7世代ではよくスペシャルレートをやっていたので、今回のシリーズは非常に楽しかったです。(自慢ですが、過去にスペレで最終2位を一度とりました)

このルールが今シーズン限りなのは残念ですが、同じようなルールのカンムリビギニングが控えているので、これを頑張ってみたいです。

もし結果が残せましたら、記事を書くかもしれません。

長文を読んでいただきたいありがとうございました。